ウィルスの弱毒化について書いてみました
一般に「ウィルスは宿主を殺さないで感染を維持する方向に弱毒化する」と言う説があります
この話はどういうことなのでしょうか?
風邪の原因になるコロナウィルスOC43は1890年頃に強毒ウィルスとして出現し 数十年かけて弱毒化したという説があります
ハリネズミから発見されたアデノウィルスはハリネズミに軽い呼吸器症状を起こす弱毒ウィルスですが 同じウィルスがスカンクに感染すると致命的な感染を起こす強毒ウィルスです
ウィルスの弱毒化は一般に
宿主を殺してしまうほどに強い毒性を持ったウィルスは蔓延できないためにウィルスは宿主を殺さず蔓延できる強さまで弱毒化すると言われています
勿論 ウィルスには脳はありません 弱毒化は自然淘汰の結果でしかありません つまり宿主をすぐに殺さず蔓延できるウィルスだけが残るという事です
ワクチンや治療薬での弱毒化もあると言われています
隔離措置など 人為的な介入があった場合に 人為的に強毒株が抑え込まれることによって弱毒株が残り 宿主と共生していくというパターンです
新型コロナウィルスの場合
デルタ株からオミクロン株に変異したわけではありません
新型コロナウィルスでは
デルタ株は人為的にある程度抑えこまれ アフリカ大陸からオミクロン株が出現して オミクロン株が全世界に広まりました
ただ 新型コロナウィルスの場合
オミクロン株がデルタ株に比べて軽症で済むか?については疑問が持たれている状況です
以上 ウィルスの弱毒化について書いてみました
読んでいただき有り難うございました