行動経済学が今熱い
皆さんは行動経済学をご存じでしょうか?
行動経済学は英語で「Behavioral Economics」と書きます
経済学と心理学を組み合わせて人々の経済行動を読み解く学問で
今 ビジネス界で最も熱い学問です
プリンストン大学の認知心理学者ダニエル・カーネマン教授とスタンフォード大学の心理学者エイモス・トベルスキー教授が創始者であるといわれています
行動心理学では「人間は経済的な意思決定を必ずしも合理的には行わない」という前提を置きました
そして 人間には「速い思考」と「遅い思考」の二つの思考プロセスがあると考えました
その「速い思考」をするとき人間は非合理な選択をするため 行動経済学の出番だということです
行動経済学の特徴的な概念をいくつかあげます
1限定合理性
人は必ずしも最善の選択をせず 情報や時間が限られなかで まあまあの選択をしがちだということ
2損失回避バイアス
人は「得をする」より「損をしない」に強い関心を持つ傾向があり 損失を避けるためにリスクをとることもあるということ
3アンカリング効果
最初に見た数値や情報が判断基準に影響する傾向があり 価格交渉や値引きなどに影響するということ
4現状維持バイアス
変化を避け 現状を維持しようとする心理です
それにより 加入中のサービスやプランを見直さずそのままにするケースが典型的です
5ナッジ理論
ちょっとした促しで行動が変わる やり方
以上 いくつか例を挙げました
このように行動経済学は非合理な人間の「認知のクセ」を理解し
何ができるかを考えるのに役に立ちます
読んでいただき有難うございました