現場でヘルメットを取られた体験
あらかじめ断っておきますが
この文章は私にとって武勇伝ではなく このようなことがないように という反省文です
二週間ほど前の現場でのことです
水道工事の現場だったのですが
現場のある道路に向かって脇道が現場に向かって一方通行である
という場所での警備でした
警備員のうち二人が道路の両側を通行止めにしていて 一人の警備員が脇道の前に立ってその一方通行の脇道から来た車を現場と反対側に向かわせる
という警備員の配備の仕方をしていました
一人が一方通行の脇道の入り口まで行って立つには通行止めにしている区間が長すぎる状態でした
という現場だったのですが
私がちょうど午後の休憩から戻ってきたときに
一台の車が 一方通行の脇道から入ってきて(一人の警備員が現場ではないほうに向かわせようとしましたが)文句を言い始めました
車の運転手は「バカヤロー ここまで来たのだから 現場を無理やり通せ」といいました
私は謝って 警備員が足りないこと 看板が足りないこと 現場には穴が開いていて通すのが難しいこと を説明して現場ではないほうに行ってもらうように頼みました
その車の男の運転手は怒って車から降りてきました
「名刺を出せ」と言うので「名刺はない」と説明すると
そばに置いてあった私のヘルメットを取りました
私は「もうこれはダメだ」と思って「警察を呼びますよ」と言いました
男は「じゃあ警察を呼べ!」というので
私は警察を呼ぼうかと思いましたが その前にもう一人のリーダーの警備員を呼んだほうがいいと思いつき
リーダーを呼びました
男はリーダーに対して文句を言って「名刺をよこせ」と言いました
私は男がリーダーと話している隙に男の手からヘルメットを奪い取りました
リーダーは「そうですね」「ひどいですね」「名刺は持っていません」「我々は道路使用許可書の通りに警備してます」「すみません」「今度からそうします」と男に逆らいませんでした
男は納得して車に乗って行ってくれました
私はリーダーの手腕に感心してリーダーにお礼を言いました
男が気難しかったとは言え もめてしまった私が悪かった対応でした
ヘルメットを奪った際に誰かが怪我をしたらまずい状況でした
私も 罵倒されたり「無理やり通る」言われていた内は冷静に対応していたのですが
ヘルメットを奪われてから
男を敵視してしまっていました
次回からはヘルメットを奪われたとしても冷静に対応したいと思います
読んでいただき有難うございました