騙されない!仮想通貨について

皆さんは仮想通貨についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
中には「怪しい」と思われてる方もいらっしゃると思います
ここでは仮想通貨について書いてみたいと思います
仮想通貨はブロックチェーン技術を利用してデジタル上でやり取りされる通貨です
以下に仮想通貨の種類と用途を書きたいと思います
ビットコイン BTC 初の仮想通貨 価値保存や送金に利用される「デジタル・ゴールド」
イーサリアム ETH スマートコントラクト(自動契約)機能付き NFTやDeFiの基盤
リップル XRP 銀行間の国際送金に特化 高速・安価な送金が特徴
ライトコイン LTC ビットコインの改良版 送金速度が速い
ビットコインキャッシュ BCH ビットコインから分裂 より実用的な通貨を目指す
カルダノ ADA 学術研究の基づいて設計されたスマートコントラクト対応通貨
ポルカドット DOT 複数のブロックチェーンを接続する「相互運用性」重視
ソラナ SOL 高速処理が可能 NFTやDeFiで急成長中
ステーブルコイン USDT、USDC等 米ドルに連動し、価格が安定している 送金・取引の中継役
世界で初めて作られた仮想通貨はビットコインです
2008年のリーマンショックによって中央銀行や銀行への信頼が大きく失われたことから
銀行を信用しないで済む「自由なお金」を目指して作られました
仮想通貨の歴史についても書いてみたいと思います
1980~90年代 電子マネーの先駆け デビットカードやデジタルキャッシュ(eCash)など前身となる概念が登場
2008年10月 ビットコインの論文発表 サトシ・ナカモトが「Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System」を公開
2009年1月 ビットコイン誕生 最初のブロック「ジェネシスブロック」が採掘され、世界初の仮想通貨がスタート
2010年5月 ピザ事件(初の商業取引)アメリカの男性が1万BTCでピザ2枚を購入 現在の価格にすると数百億円!
2011年頃 ライトコイン(LTC) リップル(XRP)などが登場
2013年 ビットコイン、初のバブル(1000ドル超)
2014年 マウントゴックス事件(日本)東京の取引所がハッキングされ約85万BTC流出
2015年 イーサリアム(ETH)登場
2017年 ICOブーム&ビットコイン2万ドル突破
2018年 仮想通貨冬の時代(バブル崩壊)
2020年以降 DeFi・NFT・メタバース・Web3ブーム 仮想通貨は投資から使える技術へと進化 大手企業も参入
2021年 エルサルバドルがビットコインを法定通貨化 世界初の国による公式採用
2022年 FTX破綻 世界大手取引所が破綻
2024年以降 日本や各国が本格的な規制・活用を推進 CBDC(中央銀行デジタル通貨)やトークン化資産の研究進む
日本における仮想通貨の法的な位置づけについて書きたいと思います
法律名 資金決済に関する法律(資金決済法)2020年に「暗号資産」として定義された
法律上は「暗号通貨」と呼ばれます
取引所の規制 金融庁の登録が必要 登録業者のみが取引所を運営可能
本人確認(KYC)取引所の口座開設時には免許証などで本人確認が義務付けられています
AML/CFT マネーロンダリングやテロ資金供与対象のため、怪しい取引は監視対象
税金の基本ルール(個人)
仮想通貨の売却益・使用益・交換益はすべて課税対象
所得区分 原則「雑所得」に分類されます
税率 総合課税で最大約55%(住民税含む)*年収が多いと高くなります
損益通算 他の雑所得としか通算できず、株やFXの損とは相殺できません
確定申告の必要性 年間20万円以上の利益が出た場合、確定申告が必要になります(給与所得者の場合)
ちなみに仮想通貨をもらった場合には課税されますが、保有しているだけでは、含み益が出ていても、売らなければ課税されません
仮想通貨は価格変動が激しく、投資にはリスクが伴います
信頼性の高い取引所を利用し、分散投資を心がけましょう
最新の市場動向や技術革新に注目し、情報収集を怠らないことが重要です
読んでいただきありがというございました